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2023.11.30

ついに⽇本⼀のおにぎりが決定!? 究極のおにぎりを世界に発信する『おにぎりサミット』開催のお知らせ

⼀般社団法⼈おにぎり協会は、2024年2⽉2⽇(⾦)におにぎりと関わり深い具材等を持つ新潟県南⿂沼市や、福岡県柳川市などの7⾃治体と共におにぎりサミットを開催することをお知らせいたします。

⽇本だけでなく海外でもブームの「ONIGIRI」を⾃治体と共に後押しするためにサミットを開催。次世代に「ONIGIRI」という⾷⽂化をつないでいくことを⽬指し、市⻑・町⻑が集結し調印式を執り⾏います。

⼀般社団法⼈おにぎり協会(本社:神奈川県鎌倉市、代表:中村祐介)は、2024年2⽉2⽇(⾦)におにぎりと関わり深い具材等を持つ新潟県南⿂沼市や、福岡県柳川市などの7⾃治体と共におにぎりサミットを開催することをお知らせいたします。

■社会背景

現在、⽇本のコメの消費量派の減少の⼀途を辿っており、昭和37年度は118kgの⽶を消費していましたが、令和2年度の消費量は半分以下の50.8kgにまで減少していることが問題となっております。ただでさえ少⼦化と農家の⾼齢化によって農業の未来が危ぶまれているにも関わらず、⽶の消費量がこのまま減り続ければ、⽇本の主⾷である⽶農家の存続にも直結すると考えられています。総務省家計調査でも、2⼈以上の世帯が1年間にお⽶にかけた⾦額は2000年に4万256円でしたが、2022年の平均は1万9825円。この20年でおよそ半分に減っています。

その⼀⽅で、総務省家計調査では「おにぎり・その他(⾚飯など)」は2000年の3103円以降、2022年は5172円と最も⾼くなり、⽇本における「おにぎりニーズ」は⾼まっています。おにぎり専⾨店が続々と開店し、「おにぎり ぼんご」や「おにぎり浅草宿六」には連⽇⾏列ができており、こだわりのおにぎりを⾷べるためなら何時間並んでも苦にならない⼈が多いことが分かります。

実は海外でも同じような状況が起きており、農林⽔産省によるとおにぎり店の出店などにより、商業⽤コメの海外輸出量は増えています。2014年は4516トンでしたが、2022年には約6倍の2万8928トンにもなっています。⾹港やパリ、ニューヨークでは「ONIGIRI」として、専⾨店の出店が相次いでいて、⾏列を作っています。そのような国内外のブームを⾃治体から後押ししようと本イベントは企画されました。


おにぎりサミットは2024年2⽉2⽇開催

 

おにぎりサミットでは、参加⾃治体の⾸⻑たちが集い、今や世界フードになりつつあるおにぎりという⾷⽂化を次世代につないでいくために話し合い、調印式を執り⾏います。

各地で⽣まれるおにぎりの⾷材や関連する品の数々。それは、具材だけではなくおにぎりのお供である漬物やお茶、⽔やお酒、⾵呂敷やおしぼりなど多種多様です。競い合うのではなく、それぞれがつながりあい、新しい価値を⽣み出し、「おにぎりを通じたまちづくり推進」について考えます。

 

■おにぎりサミットについて

世界初の開催となる「おにぎりサミット」では、⼤⾏列で話題の国内最強の⼈気おにぎり店「おにぎり ぼんご」の店主右近由美⼦⽒をはじめ、世界で唯⼀、おにぎり店としてミシュランガイド掲載の「おにぎり浅草宿六」の3代⽬三浦洋介⽒の参加も決まっているほか、おにぎり業界のそうそうたる⾯々が⼀同に集結いたします。

 

各⾃治体の梅⼲し、鮭、蟹などの具材だけでなく、⽶、塩、海苔や味噌汁、⽇本酒やお茶、おしぼりに
⾄るまで7つの⾃治体が持ち寄った珠⽟の⾷材等をふんだんに使った「サミット究極のおにぎり」を作る企画や、季節にちなんだバレンタインおにぎりなど、おにぎりを通じて、様々な地域の⾷材や⽂化を世界に発信していきます。

他、多数のおにぎりに関わるタレント、インフルエンサーなどをゲストに迎え、多数のイベントを企画中。また、この⽇に2⽉2⽇以降に展開するおにぎりのキャンペーンなども発表予定です。

 

【おにぎりサミットWebサイト】
https://summit.onigiri.or.jp/

 

■参加⾃治体

 

コメ|新潟県南⿂沼市 おにぎりサミット参加者:南⿂沼市 林 茂男 市⻑
⽇本が誇る⼀⼤ブランド「⿂沼コシヒカリ」発祥の地。冬には2メートルを超す積雪がある同市では、その豊富な雪解け⽔や湧⽔を⽤いて⽶作りを⾏います。⼋海⼭をはじめとした⼭々の恵みと受け継がれた⼟地で育まれた⽥んぼ、そして昼夜の寒暖差によりおいしいお⽶が⽣まれています。南⿂沼市では冬の間に降り積もった雪を⽤いた天然冷蔵庫「雪室」で野菜やお酒、お⽶などを貯蔵、それにより新⽶のおいしさを⻑続きさせています。

鮭|新潟県村上市 おにぎりサミット参加者:村上市 ⾼橋 邦芳 市⻑
平安時代に編さんされた「延喜式」には越後国から朝廷へ鮭を献上していた記録が残っており、村上市の鮭もそこに含まれていたといいます。江⼾時代中期、乱獲などの影響で三⾯川に遡上する鮭が少なくなった時には、当時の村上藩⼠「⻘砥武平治」が世界で初めての鮭の⾃然ふ化増殖に成功させました。遠い昔から、村上の⼈々にとって、鮭はなくてはならないものであり、鮭とともに⽣き、その中で独特な⽂化を育んできました。

梅|和歌⼭県みなべ町 おにぎりサミット参加者:みなべ町 ⼩⾕ 芳正 町⻑
おにぎりの具材といえば、梅⼲し。この梅の⽣産量⽇本⼀、梅の代表種として知られる「南⾼梅」誕⽣の地が和歌⼭県⽇⾼郡みなべ町です。町⺠に対して「梅⼲しでおにぎり」を奨励する⽬的を含む「梅⼲しでおにぎり条例」を2014年に制定もしています。その歴史は古く、江⼾時代にあまりコメが育たない⽥畑と年貢に苦しんでいた農⺠のためこの地域を治める藩主が梅の育成につとめたことからはじまりました。

海苔|福岡県柳川市 おにぎりサミット参加者:柳川市 ⾦⼦ 健次 市⻑
全国でも有数の海苔⽣産地である有明海において、トップクラスの⽣産量を誇るのが柳川市。⽔郷のまちとして知られ、詩⼈北原⽩秋が幼少期から過ごした同地は「川下り」や「鰻のせいろむし」で知られていますが、いまだ隠れた逸品となっているのが「海苔」なのです。同市が⾯する有明海は、潮の⼲満差が⼤きく海苔は⼤半を海中で成⻑しますが、⼲潮になるとお⽇様の恵みを受け、⾹り豊かで、⻭切れと⼝溶けのよい海苔が育ちます。なかでも、新芽を最初に摘み取った「⼀番摘み」は絶品です。柳川市は、質の⾼い最⾼級のおいしい海苔が⽣産されるまちなのです。

塩|愛媛県今治市 おにぎりサミット参加者:今治市 徳永 繁樹 市⻑
おにぎりに⽋かせない塩。「は・か・た・の・しお♪」のフレーズでお馴染みの「伯⽅の塩」は今治市のしまなみ海道でつくられています。塩づくりが盛んであった瀬⼾内海沿岸では、約270年続いた塩⽥での塩づくりが国の法律で廃⽌。「伯⽅島の塩⽥を復活させたい」との思いを込めて起こした消費者運動から誕⽣した「伯⽅の塩」は輸⼊天⽇塩⽥塩を瀬⼾内海の海⽔で溶かし、ろ過した後の濃い塩⽔を原料とし、にがりをほどよく含むこだわりの塩です。

ねぎ|埼⽟県深⾕市 おにぎりサミット参加者:深⾕市 ⼩島 進 市⻑
令和6年7⽉に新⼀万円札の肖像となる渋沢栄⼀の⽣誕の地として知られる深⾕市は、北関東の台所と称されるほど農畜産物の⽣産が盛ん。その中でも「深⾕ねぎ」は、そのブランドも確⽴され、⽣産量全国トップクラスを誇っています。その「深⾕ねぎ」を使った「ねぎみそ」は、おにぎりには⽋かせない具材です。さらに「味噌汁」や漬物としておにぎりとは相性抜群。深⾕ねぎは繊維のきめが細かく柔らかいのが特徴で、⽩根の部分が⻑く、⽪をむくと⽩く輝くほど美しい。

蟹|富⼭県⿂津市 おにぎりサミット参加者:⿂津市 村椿 晃 市⻑
⼤正時代、全国に広がり、時の内閣を総辞職に追い込んだ「⽶騒動」は、⿂津から始まり全国へ広がったものとして有名ですが、もう⼀つ、⿂津発祥のものとして全国に誇れるものに、ベニズワイガニの漁法である「カニ籠漁」があります。「ベニズワイガニ」は、⽔圧の⾼い深海域に⽣息するため殻が柔らかく、⾝離れがよく⾁厚があり、甲羅の中のミソも美味しいのが特徴です。富⼭湾の「⾚い宝⽯」をぜひご賞味ください。

■おにぎりサミットが⽬指すこと

⽇本が世界に誇れる料理「おにぎり」の国内外の普及を⽬指して2014年に⼀般社団法⼈おにぎり協会は設⽴されました。あれから10年、協会のメンバーでもあるおにぎり専⾨店がミシュランガイドに世界で初めておにぎり店として掲載されるなど、おにぎりの普及は成功してきたといえます。10年⽬の2024年から、私たちはおにぎりを通じて⽇本の地域を繋ぎ、新しい価値を⽣み出し国内外へ発信する取り組みを始めます。皆様の変わらぬご⽀援、ご協⼒をよろしくお願いいたします。おにぎりで世の中をもっと美味しく、楽しくしていきましょう!
⼀般社団法⼈おにぎり協会代表理事 中村祐介

■おにぎりサミット運営体制

おにぎりサミットは⼀般社団法⼈おにぎり協会、おにぎり連携⾃治体連合、株式会社JTBふるさと開発事業部による「おにぎりを通じたまちづくり推進協議会」によって運営されています。会員はおにぎりの具材などを中⼼に地域のふるさと納税などで扱っている特産品をPRすることを⽬的に、他⾃治体と連携する意思のある市町村単位の基礎⾃治体です。県はすでに参画している、もしくは参画予定の同⼀県市町村をサポートする意思のある場合、オブザーバーとして参画していただきます。事務局は⼀般社団法⼈おにぎり協会が⾏っています。

 
 

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